すけるくんってどんな粘土?
すけるくんを使ってみたけど、ひび割れして上手くいかない・・・使い方のコツってあるの?
乾燥までにどれくらい時間がかかるの?乾燥後どれくらい透けるの?
すけるくんは、その他の樹脂粘土と少し性質が異なるので、扱うのが難しいですよね(・・;)
この記事では、そのようなお悩みを少しでも解消すべく、【すけるくんの使い方や注意点】を紹介していきます!
使い方の注意点を意識しながら扱えば、ひび割れなどの失敗確率は、かなり下がるように感じます!
すけるくんで、きれいに透けた作品作りを楽しんでいただければと思います(*^^*)
それでは早速参りましょう!
すけるくんってどんな粘土?
すけるくんとは、乾燥すると透明になる粘土です。
以下の画像のように、透明と言っても完全な透明ではなく、半透明になります。
さらに乾燥後に、ニスや専用のコート液を塗ると、透明度が高まります。
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性質は、非常に柔らかく、油分が多いです。
また、乾燥後の表面はつるつるとなめらかに固まり、性質は弾力性に優れ、曲げても折れにくいです。
すけるくんは、他の粘土にはない独自の性質を持っているので、フェイクフルーツなど、透明感を出したい作品を作るのに適しています。
すけるくんってどうやって使うの?
すけるくんの使い方の手順はとても簡単です!
【すけるくんを使う手順】
- 使いたい量だけすけるくんを取る
- すけるくんから空気を抜くために、伸ばしては折りたたむを繰り返したり、すりつぶすようにこねたりする
- 色付けする場合は、すけるくんに絵の具などを取り、全体が均一に色づくよう「手順2」と同様にこねる
- 好きな形に成形する
- 数日~数週間程度、自然乾燥させる
- お好みで、乾燥後のすけるくんに絵の具などで模様や色をつける
上の画像は、「手順3」(左)と、「手順3終了後」(右)です。
すごく簡単に言えば、こねて、好きな形を作って、自然乾燥させるだけでOKだよ!
すけるくんを使う際の6つの注意点
次に、すけるくんを使う際の6つの注意点を紹介するよ!
【6つの注意点】
- 着色した場合、乾燥すると色がとても濃くなる
- 空気を抜く意識でこねる
- 油分が多く、柔らかい
- 数日~1週間ほど乾燥させないと、完全な透明性は出ない
- 乾燥後の収縮率が約20%
- 乾燥後は弾力性がある
6つの注意点について、一つ一つ詳しく説明していきます!
着色した場合、乾燥すると色がとても濃くなる
すけるくんをアクリル絵の具などで着色してから、乾燥させると、色が濃くなります。
例えば、下の画像のように色が変わります。
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すけるくんに透明感を残して着色したい場合は、混ぜる絵の具などの量はほんの少量が良いと思います!
乾燥後のすけるくんにも着色できるから、混ぜる絵の具などの量は、少なすぎるかなと思うくらいがちょうどいいと思うよ!
空気を抜く意識でこねる
乾燥後、すけるくんにひびが入ってしまった・・・
乾燥後のすけるくんにひびが入ってしまうことが私は多々あります(・・;)
実は、このお悩みは、すけるくんを使用前にこねることで解消することができます。
造形前に、すけるくんから空気を抜く意識で、伸ばしては折りたたむを繰り返したり、すりつぶすようにこねたりしましょう。
そうすることで、ひびが入りづらくなります!
けどあまりこねすぎると、すけるくんが指にくっついてしまうから、気をつけてね…!この加減が難しい…!
油分が多く、柔らかい
すけるくんは、油分が多く、柔らかいです。
下の画像は、すけるくんを伸ばしたものです。柔らかさのイメージになればと思います。
柔らかいため、成形しやすいところはメリットですが、手につきやすかったり、汚れがつきやすかったりというデメリットがあります。
すけるくんをこねるときは、手や粘土板をきれいにしてからこねることをいつもより意識すると、よりきれいな透明感のある作品を作ることができると思います!
数日~1週間ほど乾燥させないと、完全な透明性は出ない
すけるくん特有の透明感が完全に出るまでは、作品の大きさにもよりますが、数日~1週間ほどかかります。
1日ほど経てば、表面は乾燥するので、触っても手につかない状態にはなります。
完全に透けるまで時間がかかるので、私は作品にホコリがつかないように、ティッシュを被せて乾燥させているよ!
乾燥後の収縮率が約20%
すけるくんは他の粘土に比べて、乾燥後に縮みます。
下の画像は、すけるくんを含む6種の粘土(同じ分量で、同じ直径の長さの円型に成形)を、乾燥後に並べたものです。
すけるくんだけ、なんとなく小さい気がしないでしょうか?
実際に直径を測ったところ、すけるくんはおよそ20%縮んでいました。
すけるくんで作品を作るときは、作りたい大きさより、気持ち大きめに造形すると良いと思います!
乾燥後は弾力性がある
すけるくんは乾燥すると弾力性があり、指で曲げると、下の画像のように曲がります。
弾力性があるので、厚さにもよりますが、相当な力を加えない限りは壊れてしまうことはないと思います!
ただ、1度曲げると元の形には戻りづらいです(・・;)
すけるくんの着色には何が向いてる?
すけるくんは、絵の具やマーカーなど何でも着色するこができます!
出したい透明感の度合いによって、以下のように着色すると、思ったような色に仕上がると思います!
【すけるくんの着色】
- 透明度を高くしたい場合・・・マーカー、水彩絵の具、コピックなど発色が淡いもので着色
- 透明度を低くしたい場合・・・アクリル絵の具など発色が濃いもので着色
着色のための染料や、染料を混ぜる量を調整しながら、理想の色味を探してみてね!
使いかけのすけるくんはどう保存するの?
すけるくんはどうしても1回では使い切れず、余ってしまうと思います。
すけるくんをより長く楽しむために、保存方法を紹介します。
【保存の手順】
- すけるくんをポリラップで包む
- 水で湿らせたキッチンペーパーを用意する
- ジップロックなど密閉できる袋に「1」と「2」を入れ、空気を抜いて密閉する
私は、上の画像のような形で保存しています。
私はこの方法で保存して、少なくとも数ヶ月は問題なくすけるくんを使えています。
すけるくんを保存するときのポイントは以下の2つです。
【保存するときの2つのポイント】
★すけるくんは、ポリラップで包む
★キッチンペーパーは定期的に新しく湿らせたものと交換する
ポリラップでない物で包むと、すけるくんが包装しているものにくっついてしまうことがあるよ・・・!
すけるくんってどこで買えるの?
すけるくんは、なかなかお店に売っていません。
以下のようなお店では、すけるくんが売っている可能性が高いと思います。
【売っている可能性が高いお店】
- 手芸用品店(ユザワヤなど)
- 大型雑貨店(東急ハンズなど)
ただ、私は近所のユザワヤや文房具店ではすけるくんを見かけたことがありません(・・;)
直接お店に行く場合は、取り扱いがあるかどうか、事前に問い合わせるのが確実です。
確実に手に入るので、私は普段インターネットショップで買っているよ!
すけるくんで実際に作品を作ってみよう!
最後に、すけるくんで私が作った以下の3つの作品の作り方を紹介するよ!ぜひ記事を参考に作ってみてね!
- 透明なミニチュアお皿
- お寿司
- お花
透明なミニチュアお皿の作り方
初めに紹介するのは、透明なミニチュアお皿の作り方です。
すけるくんを使うことで、ガラスのようなリアルな質感を出すことができます!
作り方は、以下の記事を参考にしていただければと思います。
お寿司の作り方
すけるくんのつるつると固まる質感と、透明感のある質感がお寿司にぴったりでした!
作り方は、以下の記事を参考にしていただければと思います。
お花の作り方
最後に紹介するのは、お花の作り方です。
花びらなので、透明感は残していないのですが、すけるくんのつるつるとした質感が、花びらにぴったりだと思いました!
作り方は、以下の記事を参考にしていただければと思います。
すけるくんとその他の粘土を比較をしてみた
すけるくんは、他の粘土と比べると、どれくらい弾力性があり、どれくらい縮むんだろう?
このような疑問を少しでも解消するために、以下の記事では、すけるくんを含む6種の粘土を実際に使用し、比較した結果をまとめました!
ちなみにすけるくんは、他の粘土と比べても柔らかく、弾力性に優れています。
ご興味ありましたら、ぜひご覧ください。
以上、すけるくんの使い方を紹介してきました!
すけるくんには、他の粘土にはない特有の性質があります。
ぜひその性質を活かして、すけるくんでの作品作りを楽しんでいただけたらと思います(*^^*)
この記事が、何か皆さまのお役に立ちましたら幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました☺
コメント
こんにちは。
粘土にもこんなのあるんですね。
種類が多くていろんなものが作れそうですね!
あとお花がめちゃくちゃ可愛いと思いました(^^)
こんにちは!
本当にすけるくんは色々な表現ができ、重宝してます!
花びらを地道に作ったので、お花褒めていただけて感無量です・・・!
たくさん集めると、より可愛いですよね!
読んでいただき本当にありがとうございます(*^^*)