【保存版】7種の石粉粘土を徹底比較!違い丸わかり!

石粉粘土
【保存版】7種の石粉粘土を徹底比較!違い丸わかり!

石粉粘土って色々とメーカーがあるけど、どう違うの?

石粉粘土にはどんな特徴があるの?

自分に一番合った石粉粘土を見つけたいな。

石粉粘土と一口に言っても、色々種類があってどれを使うか迷ってしまいますよね。

今回はそんな思いをお持ちの方向けに、7種類の石粉粘土を実際にこねて、どのような特徴やデメリットがあるのかを比べました

比べた石粉粘土は以下の7種類です。

【比較した石粉粘土】

  1. ラドール
  2. ラドールプレミックス
  3. ダイソーの石粉粘土
  4. アーチスタフォルモ
  5. プルミエ
  6. Mr.クレイ
  7. マイネッタ
7種の石粉粘土

また、比較したポイントは以下の7つです。

【比較した7つのポイント】

  1. 乾燥前の柔らかさ
  2. 乾燥後の色味
  3. キメ細やかさ
  4. 親和性(なじみやすさ)
  5. 削り口のきれいさ
  6. 編みやすさ
  7. アクリル絵の具を混ぜたときの風合い

この記事が、皆さまのお気に入りの石粉粘土を見つける手がかりになれば嬉しいです。

それでは早速参りましょう!

この記事を書いた人
こねしば

ミニチュアフードと柴犬が好きな27歳です。

主に私が粘土で作ったミニチュア作品の作り方について、ゆるりと紹介しています☺

みなさまの粘土ライフにとって、何か少しでもお役に立てたらうれしいと思っています。

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石粉粘土は何を作るのに向いている?

石粉粘土とは、石塑(せきそ)粘土とも言い、主原料は、その名のとおり石粉です。

非常に小さい石の粉で作られています。

乾燥すると、下の画像のように石膏や陶器のような質感に固まります。

石粉粘土の作品

石粉粘土は、アロマストーン制作や、乾燥後に彫刻刀などで細かく削ったり、固まった後でも粘土を継ぎ足したりすることができ自由度が高いため、フィギュア製作などに適しています

参考ですが、以下の記事では初心者さん向けに、石粉粘土の【使い方・使うために用意したい道具・保存方法】などについてまとめています

ご興味ありましたら、ご覧ください!

石粉粘土を実際に比較してみた!

こねしば
こねしば

早速、石粉粘土を比較していくよ!まず初めに乾燥前の柔らかさを比べるよ!

乾燥前の柔らかさ比較

乾燥前、1番粘土が柔らかかったのは、「プルミエ」です。

プルミエ

粘土を薄く延ばすと、粘土板にくっついてしまうくらい柔らかかったです。

2番目に粘土が柔らかかったのは、「Mr.クレイ」です。

Mr.クレイ

Mr.クレイも粘土がかなり柔らかくこねやすいです。

粘土を薄く延ばした場合、プルミエほどは粘土板からはがれにくくありませんが、若干はがれにくかったです。

3番目に粘土が柔らかかったのは、「ラドールプレミックス」です。

ラドールプレミックス

ラドールプレミックスも粘土が柔らかく扱いやすいです。

袋に、『「ラドール」と「プルミエ」をミックスさせることにより、「ラドール」のキメ細やかさと、「プルミエ」の軽量で優れた強度を合わせ持っています』と記載があります。

確かに柔らかさも、ラドールとプルミエの中間くらいでした。

粘土板にもあまりくっつかなかったので、ラドールプレミックスは初心者さんにおすすめの石粉粘土です。

4番目に粘土が柔らかかったのは、「ラドール・アーチスタフォルモ・ダイソーの石粉粘土」です。

ラドール・アーチスタフォルモ・ダイソーの石粉粘土

この3つの石粉粘土の柔らかさはほとんど同じくらいでした。

3つとも程良く柔らかくこねやすいです。

薄く延ばしても、粘土板にくっつきづらいです。

ダントツで粘土が固かったのは、「マイネッタ」です。

マイネッタ

袋に、「延びと強度が強く、編むことができる手工芸用」と記載があるだけあるなと思いました。

固くてこねにくいときは、粘土をラップなどで包み、体温や湯せんで温めると少し柔らかくなります

温めると、延びが良くなりました。

その他、袋に「水を使わずに造形してください」とも記載がありました

マイネッタは、固さを活かして細かい作り込みができる粘土です

乾燥後の色味の比較

こねしば
こねしば

次に、乾燥後の色味を比べるよ!

下の画像は、乾燥後の石粉粘土を並べたものです!

石粉粘土の色比較

粘土の色味が白い順に並べると、

【乾燥後の色味が白い順】

  1. プルミエ
  2. Mr.クレイ
  3. ラドールプレミックス
  4. アーチスタフォルモ
  5. ラドール
  6. マイネッタ
  7. ダイソーの石粉粘土
こねしば
こねしば

軽量石粉粘土の方が色が白い傾向にあるよ!

ちなみに、石粉粘土は、乾燥前より乾燥後の方が色が若干白くなります

出したい色味によって石粉粘土を使い分けるのも一つの手だなと思いました。

キメ細やかさ比較

こねしば
こねしば

次に、乾燥後の粘土を触ってキメ細やかさを比べたよ!

以下に、粘土がキメ細かく、触った感触がなめらかな順に並べました!

【キメが細かい順】

  1. マイネッタ
  2. ラドール
  3. アーチスタフォルモ
  4. ラドールプレミックス
  5. Mr.クレイ
  6. プルミエ
  7. ダイソーの石粉粘土

1番キメ細かかったマイネッタは、よく見ると、以下の画像のように表面が石粉でキラキラしていて、なんだかとても綺麗です。

マイネッタ

また、軽量石粉粘土の方が、表面がカサカサしていて、なめらかではない傾向がありました。

ダイソーの石粉粘土はかなり繊維質で、乾燥前も後も紙粘土のような感触がありました。

こねしば
こねしば

ダイソーはお手頃価格で嬉しいけど、表面がきれいな作品を作りたい場合は、300~400円プラスして、メーカーさんのブランドの粘土を使うのがおすすめだよ!

親和性(なじみやすさ)比較

こねしば
こねしば

次に、粘土の傷を埋めてみて、粘土の親和性(なじみやすさ)を比べたよ!

親和性(なじみやすさ)を比較したところ、「マイネッタ」以外は親和性が高かったです

以下の画像は、マイネッタ以外の石粉粘土の傷を埋めたものです。

傷を埋めた部分に青丸をつけました

石粉粘土の親和性

また、以下の画像は、マイネッタの傷を埋めたものです。

マイネッタ

マイネッタは、粘土が固いため親和性は低いです。

削り口のきれいさ比較

こねしば
こねしば

次に、乾燥後の粘土を彫刻刀で削って、削り口のきれいさを比べたよ!

1番削り口がなめらかできれいだったのは、「ラドール」です。

ラドールの削り口

キメ細やかで、削りやすかったです。

2番目に削り口がきれいだったのは、「アーチスタフォルモ」と「マイネッタ」です。

アーチスタフォルモとマイネッタの削り口

この2つのうち彫刻刀で削りやすかったのは、「アーチスタフォルモ」です。

マイネッタは、固く強度があるため、若干削りにくかったです。

3番目に削り口がきれいだったのは、「ラドールプレミックス」と「プルミエ」と「Mr.クレイ」です。

ラドールプレミックスとプルミエとMr.クレイの削り口

軽量石粉粘土は、削り口のきれいさでは若干劣ると感じました。

ただ、劣るとは言っても比較しないとわからない程度です!

1番削り口が粗いと感じたのは、「ダイソーの石粉粘土」です。

ダイソーの石粉粘土の削り口

ダイソーの石粉粘土は、乾燥後に反ってしまい、削りにくかった上に、かなり繊維質なのであまりきれいに削れませんでした(・・;)

編みやすさ比較

こねしば
こねしば

次に、粘土を三つ編みにして編みやすさを比べたよ!

以下の画像は、私が実際に粘土を編んだものです。

石粉粘土を編んだもの

編みやすい順に並べると、

【編みやすい順】

  1. マイネッタ
  2. ラドール/アーチスタフォルモ
  3. ラドールプレミックス/ダイソー
  4. プルミエ/Mr.クレイ

マイネッタは粘土が固くひびが入りづらいので、ダントツで編みやすく、非常にきれいに編むことができました

その他の粘土は、編む用には作られていないなという感じがしました。

軽量石粉粘土ほど、粘土が柔らかく編みづらかったです。

アクリル絵の具を混ぜたときの風合い

以下の画像は、それぞれの粘土にアクリル絵の具を混ぜたものです!

混ぜた絵の具の量には多少差があるので、色の風合いの参考にしていただければと思います。

石粉粘土にアクリル絵の具を混ぜたものの比較

マイネッタは粘土が固いため、アクリル絵の具が完全に混ざるまでかなりこねましたが、どの粘土もきれいに絵の具が混ざりました

石粉粘土の比較結果まとめ【特徴とデメリット】

こねしば
こねしば

ここまでの比較結果とそれぞれの石粉粘土のデメリットをまとめたよ!

ラドール

ラドール
特徴・程良い水分量と柔らかさ
・粘土板にくっつきづらい
・乾燥後は、若干土色
・キメ細かい
・親和性(なじみやすさ)が高い
・乾燥後、非常にきれいに削れる
デメリット・粘土に柔らかさがあるので、編むのには向かない

ラドールは、初めての方でも扱いやすい粘土だと思います。

簡単に思った形に成形できました。

ラドールプレミックス

ラドールプレミックス
特徴・水分量が多く、柔らかい
・軽量粘土なので、軽い
・粘土板にくっつきづらい
・乾燥後は、白い
・親和性(なじみやすさ)が高い
・乾燥後、きれいに削れる
デメリット・軽量粘土なので、通常の石粉粘土に比べると、キメ細やかさは若干劣る
・粘土に柔らかさがあるので、編むのには向かない

ラドールプレミックスも、初めての方でも扱いやすい粘土だと思います。

粘土が柔らかく、親和性が高いので、作品を簡単に修復できます。

ダイソーの石粉粘土

ダイソーの石粉粘土
特徴・程良い水分量と柔らかさ
・乾燥後は、グレーがかった土色
・親和性(なじみやすさ)が高い
・100円(税抜き)という安さ
・粘土が繊維質
デメリット・粘土板から若干はがれにくい
・乾燥後の表面は荒く、カサカサしている
・乾燥後削りにくい
・乾燥後に少し反りが出る
・粘土に柔らかさがあるので、編むのには向かない

ダイソーの石粉粘土は、お手頃価格なので、練習用にはもってこいです。

しかし、メーカーさんのブランドの石粉粘土と比べると扱いにくいので、300~400円プラスして、ブランドの石粉粘土を使った方が、より思い通りの作品が作れると思います。

アーチスタフォルモ

アーチスタフォルモ
特徴・程良い水分量と柔らかさ
・粘土板にくっつきづらい
・乾燥後は若干土色
・キメ細かい
・親和性(なじみやすさ)が高い
・乾燥後、きれいに削れる
デメリット・粘土に柔らかさがあるので、編むのには向かない

アーチスタフォルモは、性質がラドールと非常に似ていました。

プルミエ

プルミエ
特徴・水分量が非常に多く、比較した粘土の中で一番柔らかい
・軽量粘土なので、非常に軽い
・乾燥後、比較した粘土の中で一番白くなる
・親和性(なじみやすさ)が高い
・乾燥後、きれいに削れる
デメリット・粘土が非常に柔らかいので、薄く延ばすと粘土板にくっつきやすい
・軽量粘土なので、通常の石粉粘土に比べると、キメ細やかさは劣る
・粘土が柔らかいので、編むのには向かない

プルミエの重さは、軽量粘土のラドールプレミックスよりも軽かったです。

Mr.クレイ

Mr.クレイ
特徴・水分量が非常に多く、かなり柔らかい
・軽量粘土なので、非常に軽い
・乾燥後は、白い
・親和性(なじみやすさ)が高い
・乾燥後、きれいに削れる
デメリット・粘土が非常に柔らかいので、薄く延ばすと粘土板にくっつきやすい
・軽量粘土なので、通常の石粉粘土に比べると、キメ細やかさは劣る
・粘土が柔らかいので、編むのには向かない

Mr.クレイの重さは、軽量粘土のラドールプレミックスよりも軽かったです。

マイネッタ

マイネッタ
特徴・水分量が少なく、固い
・手に粘土がほとんどつかない
・乾燥後は、グレーがかった土色
・比較した粘土の中で、一番キメ細かい
・乾燥後、きれいに削れる
・編み込みなどの細かい表現ができる
デメリット・粘土板に少しくっつきやすい
・親和性(なじみやすさ)が低い

マイネッタの一番の特徴は、「編める」ところです。

比較した他の粘土にはない特徴でした。

細かい表現をしたいときは、マイネッタを使うのがおすすめです。

まとめ&最後にひと言

以上、7種の石粉粘土を比較してきました!

それぞれ性質が異なり、作りたい作品によって使い分けることで、より思い通りの作品を作ることができます(*^^*)

冒頭にも載せましたが、以下の記事では初心者さん向けに、石粉粘土の【使い方・使うために用意したい道具・保存方法】などについてまとめています

ご興味ありましたら、ご覧ください。

この記事が、皆様がお気に入りの石粉粘土を見つける手がかりになりましたら幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました☺

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